ゆたかとエグモント

デンマーク エグモント教員片岡豊によるWEB日記
2008/02
21

ムハメッド風刺画と騒動



ユランスポストテン新聞のムハメッド風刺画掲載が発端でイスラム教圏で反デンマーク騒動が起きてからほぼ2年。やっと落ち着いてきたと思っていた矢先に、風刺画家の殺人計画が発覚ということで、再び、騒然。国内で車や建物などに多数の放火が続き、政治家や「専門家」がいまやチャンスとばかしマスコミに登場。事実関係はさておいて、印象としては、ここ数年来の保守的な政治路線がさらに継続されるようだ。デンマークの政治的世論に変化が起こるには当分時間がかかりそうだというのが、僕の悲観的な評価。現在のデンマーク人の政治的態度は、子犬が、大きな飼い主の足元で見えない怪物に向かってワンワンと吠えているようだ。このワンワンは日本語に訳すと「ゲンロンのジユウ、ゲンロンのジユウ」。いくら高尚な概念を使ったとしても、臆病者が強者になるわけではないのに。小国デンマーク、驕る事なかれ。

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