ゆたかとエグモント
デンマーク エグモント教員片岡豊によるWEB日記
2008/02
27
エグモント・スペシャルと拒食症
エグモント・スペシャルといえば、OG・OBには懐かしい思い出が一杯の「テーマ週」。この春コースのエグモント・スペシャルが今日からスタート。出し物は例年のとおりミュージカル。ひろみは衣装作り、ちさとは音楽バンドに参加。そして僕は、秋のダンスコンクールでの働きぶりを買われて、再び照明・音響・舞台づくりとなりました。実を言えば、何のことない、踊ることも歌うこともできない厄介者、力仕事が主な舞台作りにしか使えないというわけだ。というわけで、今日は、一日中、舞台と観客向けの座席作りで大忙し。
ところで、ここのところ、ひろみは、東欧からきている拒食症の生徒にだいぶ引っ掻き回されているようだ。この拒食症の生徒の件は、昨年の秋コースから何度も職員会議でも検討され、何人かの教員が長いこと対応してきたが、最終的には精神科医の診断に基づいて、帰国して治療を受けることがベストとなったようだ。骨と皮だけのようになっても減量のみに関心が向き、食べることを全く拒否している状態では、健康に害をもたらすことは避けられない。学校に残りたいという希望はあっても、食事を取るという約束を守れない状態では、何らかの支援と治療は必要だと思われる。とはいえ、自己決定をどこまで尊重したらよいのかという倫理的な問題は、そう簡単には回答はでない。本人の希望に反して、帰国させ治療をうけさせてよいのか。あるいは本人の意思を尊重して、死に至るまで拒食を継続させてよいものなのか。本人が苦しむだけではなく、周囲のものにも大きな精神的負担をかけさせる深刻な問題である。
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