楽しい楽しい夏休みを日本で過ごしてパワー充電。
8月からまたお仕事です。
久しぶりに会うちびっ子はみんな日焼けをして、ちょっと背も大きくなってたり、おむつがとれてたり、おしゃぶりを使わなくなっていたり、幼児の成長って著しいです。
施設はホー・インステチューションと呼ばれる健常児の保育園と幼稚園が組み合わさったもので、6人まで障碍のある乳幼児も入れます。
8月から2人、幼稚園開始です。
2人は大人が常時ついている必要があるので、シフトを組んで対応。
9月から障碍者専属のスタッフが2人増えることになる。それまでは今のスタッフで対応する。
ラッキーなことに、8月から16人学校へ上がった子供の分、人数に余裕があるのでなんとか順調。
今はスタッフが全力でこの子供たちが施設に慣れるよう、まずは安心できる大人との関係作りと、同時に数人の決まった子供とアクティヴィティーを通して、環境に慣れさせるようにしているところ。
そんな中、年長さんに上がった障碍のある子供たちは、自立や友達との関係を深める為に、大人が一歩さがったケアをしている。
ある日、遊ぶ友達がみつけられないでうろうろしているE君が私のところへやってきた。
彼は施設外のトレーニングなどへ行く日が多く、私のクリエーティヴ活動に参加できることがない。
むふふふ、チャンスだ!
特に予定を決めていなかった日だったので、E君と何かすることにした。
子供によっては障碍の内容により大人と1対1の活動がベストなこともあるけど、今の彼には友達が必要。
もう一人誰かを連れてきて近い関係作りをしよう。
E君に聞いてみる。 誰を誘おうか?
「Sちゃん。」
よし、じゃ、一緒に呼んでこよう。
Sちゃんはお絵かきがとっても上手でフォトグラフィックメモリーがすごい。
私が描いた絵をしっかり覚えてて翌日には空で似たような絵が描けてしまうのだ。
絵の具を使うと聞いたら即答オッケー。
一緒に部屋に戻って、まずは絵描き用のスモックっていうのかな、日本語だと、それを自分でつけさせる。
手伝って、と言わる時は、友達同士助け合うように促す。
そこでほんのちょっと親近感もでるし、繰り返すことに寄ってお互い信頼できる関係を作るのが目的。
どんなに時間がかかっても、私はこうしたらいいよ、ということだけに留まって眺めてる。
さぁ、活動開始。
今から何をするか、何を使うか、どういうふうにするのかお話しする。
障碍者だけじゃなく、子供は先のことがわかっていると落ち着いていられる。
E君は自閉症の部分もあるので、なおさら事前に知っておくことが大切。
ダンボールの荷物の中に隙間を埋めるために入れる発泡スチロールに色を塗っていく。
これはなかなか指のモトリックの練習になるのだ。
ピンセットグリップ、親指と人差し指でつまむことは小さい子供やスパスティックの子供には難しく、集中しないといけないこと。
時々色を交換したり、私が話しかけたりするけど、2人はそれぞれだまって色をつけていく。かなり集中している。
関係作りはただ話せばいいというものじゃない。
同じ時間、空間に一緒にいて、共同のことをするだけでも十分なケースもある。
E君の集中力は短時間しかもたない。
「おしまい」
と言われたとき、まずは、ここも塗ってごらん、とか、あともう一個、と勧める。
次におしまい、と言われたら、強制はしない。それでおしまいにして、次に進む。
机にしいていたカートン紙。手についた絵の具をぬぐったり、指のあとがついていた。
よし、じゃぁ今度は残りの絵の具をスポンジで紙に押していこう。
その次は、そうねぇ、スポンジで手のひらに絵の具をぬって手跡をつけていこう。
どんどんアイデアも広がるし、子供たちも同時に手形をつけたりポンポンとスポンジを押したり楽しそう。
じゃぁ、最後は・・・そうだな、ジャックポロックのように、絵の具を直接紙にたらしてみよう。
色のコントロールは私がして、ただ茶色のどろどろした絵にならないように様子をみながら付け足していく。
そして二人が手のひらでバンバンとドラムのようにたたきながら絵の具が広がって、雄叫びや笑い声も広がる。
ついに共同の抽象画のできあがり♪
さっそく壁に貼って誰でも見れるようにする。
午後には母親が迎えに来た時、今日の出来事や絵のこと、Sちゃんのことで会話がはずむことを祈って。
:




![写真[0]](http://sns.egmont.jp/img.php?filename=t_1023_1_1313694121.jpg&w=180&h=180)
EG TRIP REVIEW